等級認定に不満の場合

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後遺障害の等級認定に不満の場合、認定を下した損保料率機構に対して異議申し立てをすることができます。この異議申し立ては、症状固定時期から3年という時効期間の範囲内においてする必要があります。自賠責保険会社に時効中断申請書を提出すれば時効期間はさらに3年間延びます。この期間内であれば何度も異議申し立てすることができます。ただし、一回の異議申し立てで数か月から半年くらいの期間はかかります。

異議申し立ては何度でもできますが、損保料率機構が審査し一度決定した等級を被害者有利に覆すことは非常に少ないと言えます。統計によるとおよそ5%です。損害保険会社が申請する事前認定によって出された等級認定に不服で、被害者請求により異議申し立てを行うという事例が多いです。一度下された認定が覆りにくいというのであれば最初から被害者請求によるべきだといえます。

異議申し立ての結果にも不満がある場合は、自賠責紛争処理機構へ申請することができます。こちらは、損保料率機構とは異なる公正中立な機構です。損保料率機構に対する異議申し立てが認められない場合に、原則的に1回のみ利用できます。こちらの審査も3か月以上かかりますので、時効中断の手続はとっておくべきです。

それでも納得できない場合は訴訟を提起することになります。