交通事故にあったら

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交通事故被害で負った後遺症の障害等級取得と言われてなんのことか分かりますか。分かった方はおそらく実際に交通事故に遭われた方だと思います。起こしてしまった方かもしれませんが。なにやらすごく難しくて面倒くさそうなことに思えますが、実は誰しもが関わる可能性のある事柄です。交通事故は誰に起こるか分かりませんから。

交通事故に遭った場合、被害者にはさまざまな損害が出ます。その損害に対し加害者及び加害者が加入している保険会社に請求していくことになります。その請求には大きく分けて、傷害分、後遺障害分、死亡分の三つの請求が考えられます。ここでは、死亡分を割愛します。傷害分の請求とは、交通事故による怪我から直接的に受ける損害に対する請求です。例えば、交通事故で足を骨折した場合を考えます。骨折に対する治療費、通院のための交通費、休業損害、骨折したことに対する慰謝料などがあります。次に後遺障害分です。ここでは、骨折は治りましたが、交通事故により歩行困難になってしまった場合を考えます。歩行困難になったことにより一定程度労働能力が失われることになります。その分、収入が減るので、逸失利益という損害分があります。また、歩行困難になってしまったことに対する慰謝料があります。

歩行困難になってしまったことに対する慰謝料は後遺症の障害等級によって決められます。障害等級とは、障害の状況に応じたランク付けです。他方、逸失利益という損害は、一定の計算式によって算出されることになります。具体的には、まず交通事故前年の基礎年収に労働能力喪失率を掛けます。次に労働能力喪失期間に対応するライプニッツ係数またはホフマン係数を掛けることによって逸失利益を導き出します。労働能力喪失率は、後遺症の障害等級によって決定されます。

すなわち、交通事故被害で負った後遺症の障害等級取得とは、交通事故の後遺障害の逸失利益及び慰謝料を算定するために、障害等級を決めてもらう行為ということができます。